県内各地に甚大な被害をもたらした3日の豪雨を受け、山形署は24日、山形市釈迦堂の馬見ケ崎川で水害を想定した救助訓練を行い、若手を中心とした署員が対応を確認した。
地域課の署員13人が参加。救助に使うボートの組み立てや操船の手順をチェックした後、対岸に人が取り残されたとの想定で実践した。声を合わせてオールをこぎ、要救助者の元へ接近。「大丈夫ですか」と声を掛けながら安全な場所まで運んだ。県警警備2課の担当者が指導した。
現場経験が少ない署員の対応力を高める狙い。森谷泰成巡査(23)は「豪雨被害の現場を見て改めて迅速な対応を心掛けようと思った。一人でも多くの人を助けたい」と実際の活動をイメージしていた。
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