県、病院間支援の構築めざす 新型コロナ、医療提供の現状調査

2022/8/19 08:16
山形県庁(資料写真)

 新型コロナウイルスの感染拡大で医療現場が逼迫(ひっぱく)している状況を受け、県は新型コロナの感染者を治療する重点医療機関などに対し、医療提供状況について近く現状把握に乗り出すことが18日、分かった。受け入れ困難な診療などは、地域の病院間でカバーできる態勢構築に結び付けることを狙いとしている。

 県内では18日、過去最多を更新する1948人の感染者が確認された。県内11カ所の重点機関の病床使用状況は計253床のうち129床(使用率51%)と高止まりの状況だ。一方、医療従事者の感染も相次ぎ、院内クラスター(感染者集団)も複数出ている。一部の診療科では患者の受け入れが困難になっている。

 県はこうした現状を踏まえて県立中央病院(山形市)や日本海総合病院(酒田市)など感染者の治療を担う重点機関11カ所に加え、感染疑い患者を受け入れる協力医療機関(自治体病院中心)の数カ所について状況を調べる方針。近く調査依頼を通知する。

 具体的な調査内容は感染拡大に伴う▽入院や外来の診療制限▽救急の受け入れ態勢▽制限や延期を含めた手術の状況―など。調査結果を踏まえ、地域の病院間でカバーできる態勢づくりを目指す考えだ。

 県は「病床使用率が50%を超え、医療スタッフが不足するなど現場は逼迫している。まずは現状把握に努め、支援態勢の構築につなげたい」としている。

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