ますむらさん、作品への思い語る 山形美術館でトークショー

2022/8/12 10:17
作品への思いや制作の苦労などを語るますむらひろしさん=山形市・山形美術館

 「ますむらひろし展」の関連イベントとして、ますむらひろしさんのトークショーが11日、山形市の山形美術館で行われた。ますむらさんは、今回初公開した「銀河鉄道の夜・四次稿編」の漫画原稿をはじめ展示作を紹介しながら、作品への思いや制作の裏話、こだわりなどを語った。

 四次稿編は1983(昭和58)年、85年に続き3回目となる「銀河鉄道の夜」の漫画化。6年ほど前から取り組んでおり、来春に完成する予定。列車のシートなど過去の作品に比べ、表現を変えた部分もある。主人公のジョバンニが時計屋をのぞく場面は、後ろにいる家族の服に「K」「M」と自身の子どものイニシャルを入れたといい、「描き込む時にいろいろな思いが入ってしまう」と話した。

 70年代に描いた漫画「影切り森の銀ハープ」は、猫と人間の理想郷を描いた代表作「アタゴオル」の始まりとなった作品。ますむらさんは「当時、空想の世界は漫画ですら認められなかった。なんで猫が人間と同じ大きさで、人としゃべっているのかと編集部で問題になった」とし、「新しいものを創る時は、必ず反対する人がいる。一貫して続けたから『アタゴオル』ができた」と振り返った。

 この日はサイン会も開かれた。今後の催しは16、21の両日午前11時から、猫のキャラクター「ヒデヨシ」との写真撮影会を予定している。

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