守りたい、町のシンボル 冠水被害の川西ダリヤ園でボランティアが花の手入れ

2022/8/11 21:15
水に浸かって枯れてしまった花を摘み取る会員たち=川西町・川西ダリヤ園

 記録的な大雨により園内の大部分が冠水する被害を受けた川西町の川西ダリヤ園で11日、町の花愛好家でつくる川西ダリヤ会(青木督平会長)が、花の手入れのボランティア活動を行った。営業再開の見通しは立たないが、町のシンボルのダリアを守るため、炎天下で懸命に手を動かし続けた。

 同園は今月1日に今季営業を開始したばかりだったが、3日の大雨で園のそばの鏡沼が決壊し、周辺道路や橋が崩落した。山間を通る裏道はあるが、営業再開は見通せない状態が続いている。

 園内もほとんどが冠水し、約10万本あるダリアのうち約3割が流されるか、土砂に埋まる被害を受け、残りも長時間水に浸かり、多くの花が枯れてしまった。園内は遊歩道が崩れ、自動販売機がなぎ倒されたまま。園の栽培員10人が1週間かけて流出した土砂の片付けなど復旧作業を続けているが、花の手入れは追い着かない状態だった。

 ボランティアには会員10人が参加。9月に入ってから再びきれいな花を咲かせるため、既に咲いている花を摘み取った上で、摘芽や下葉の処理を行った。見頃を迎えた大輪を付けた品種もあり、「きれいな花が咲いたのにもったいないね」と残念そうにつぶやきながら作業を進めていた。青木会長は「一つ一つの球根が町の大切な財産。1本でもきれいな花を咲かせ、球根を残せるよう最善を尽くしていきたい」と語った。作業は12日も行われる。

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