蔵王周辺を記念登山、自然の尊さ実感 「山の日」全国大会開幕

2022/8/11 08:46
蔵王の御釜が見通せる馬の背でガイドから植物の種類を聞く参加者

 「第6回『山の日』全国大会やまがた2022」が10日開会し、蔵王山周辺の記念登山が行われた。参加者は世界に誇る蔵王の魅力を体感し、貴重な自然を守る営みに触れた。

 一行は朝、刈田駐車場をスタートした。到着した御釜周辺にガスはなく、荒々しさを感じさせる火口壁、太陽光の加減で色合いを変えるエメラルドグリーンの湖面が出迎えた。強風が吹き付ける中、噴火を繰り返してきた歴史や高山植物の説明に耳を傾けながら熊野岳や地蔵岳を目指した。

 樹氷を形成するアオモリトドマツの枯死問題について理解を深める場面も組み込まれた。林野庁山形森林管理署と県は再生に向け、蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅周辺で稚樹の移植試験に取り組んでいる。参加者は現地を訪れ、子どもたちが一本ずつ丁寧に植え付ける姿を見学した。

 前回大会にも参加したという東京都八王子市、若村勝昭さん(80)は「御釜は素晴らしく、女神が住んでいるようだった。(稚樹の移植は)1本植えるのも大変だが、少しずつ、子どもたちが大きくなるまでに何とか再生してほしい」と話した。

 夕方は上山市の古窯で歓迎レセプションが開かれた。県外の招待者らが山形舞子の演舞でもてなしを受け、本県特産のお土産も用意された。

 11日は山形市のやまぎん県民ホールで記念式典とトークイベントが行われる。会場前では自由に立ち寄れる歓迎フェスティバルも開かれる。

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