遠藤氏が自民総務会長に内定 党三役の県選出は27年ぶり

2022/8/10 08:49
参院選の応援で車上から手を振る岸田文雄首相。右が遠藤利明衆院議員=7月8日、寒河江市の道の駅寒河江チェリーランド

 内閣改造・自民党役員人事で、党選対委員長の遠藤利明衆院議員(県1区)が9日、党総務会長に内定した。県選出国会議員の同党三役入りは、1995年10月に党幹事長に就いた故加藤紘一氏以来、27年ぶり。総務会長での起用は初となる。

 8日夜に岸田文雄首相から直接電話を受け、総務会長で最終調整していることを内々に伝えられたという。9日は正式な内示があるものと夜遅くまで議員事務所に待機していたが、前日の電話が正式伝達だったというハプニングも。結局、午後11時すぎに首相本人から電話が来たが、それも初当選同期で気心の知れた間柄だからこそともいえる。

 2020年、21年の自民党総裁選で岸田文雄首相の選対本部長を務め、岸田政権誕生に大きく貢献。その手腕が評価され、起用された党選対委員長としても昨秋の衆院選や先月の参院選で自民党を勝利に導き、岸田安定政権の基盤づくりに尽力した。そうした功績と信頼が、今回の党三役入りにつながったとみられる。

 以前から「党の内部から岸田政権をしっかり支えたい」と公言していただけに、党の意思決定機関である総務会のリーダーは願ってもないポジション。「多くの課題がある中で自民党が一致団結していかなければ政策は実現できない。そのためにも党内の多様な意見のとりまとめ役として精いっぱい頑張っていく」と決意を語った。

「地方の活力に」「大変名誉」

 自民党の遠藤利明衆院議員(県1区)が党三役の総務会長に内定したことを受け、地元の支持者や党関係者は地方に力点を置いた政策の推進などに期待感を口にした。

 森谷仙一郎県連幹事長は、党選対委員長として昨年10月の衆院選、今年7月の参院選で勝利をたぐり寄せた手腕が評価された結果と受け止めた。いまだに被害の全容把握が難しい豪雨災害への対応とともに「山形県勢の発展にも力を尽くしてほしい」と述べた。

 県議会議長を務める自民の坂本貴美雄県議は「党三役への就任は山形、地方全体にとっての活力になる」と強調。少子高齢化に伴う人口減少問題の深刻化、農業やものづくりの担い手不足に苦しむ地方の実情を遠藤氏は誰よりも理解しているとし「地方の課題解消に取り組んでほしい」と続けた。

 山形市後援会の板垣喜代志幹事長は「大変名誉なことだ。党選対委員長として全国で衆参ともに結果を残したことが評価されたものと思う」と喜んだ。その上で「健康に留意し、山形のことも常に考えながら日本のために頑張ってほしい。山形新幹線の高速化に向けた取り組みの推進などを期待している」と話した。

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