山形・村木沢の桜ケ丘バレースポ少、いざ全国大会 渡辺えりさん、寄付呼び掛け

2022/8/9 21:30
初の全国大会に向け、練習に励む桜ケ丘男子バレーボールスポーツ少年団=山形市村木沢小

 部員7人、平均身長144センチ-。存続も危ぶまれる小さなチームが「つなぐバレー」で全国、東北大会への切符を手にした。山形市村木沢小(星川仁一校長、66人)の子どもたちでつくる「桜ケ丘男子バレーボールスポーツ少年団」だ。過疎化が進む集落は明るいニュースに沸いたが、世帯数や企業が少なく、協賛金を集めるのに一苦労。村木沢地区出身で俳優・劇作家の渡辺えりさんも寄付を呼び掛けている。

 チームは2008年に創部した。最盛期は約20人が所属し、最高成績は10年の東北大会出場。現在は週3日、3時間ほどの練習に励む。身長が低いからこそ、練習の8割をレシーブとサーブに割き、守備を磨いた。

 6月の全日本バレーボール小学生大会県大会は、各地区大会を勝ち抜いた10チームが出場した。桜ケ丘は7人というぎりぎりの人数で、1人欠けても厳しい状況。新型コロナウイルス禍の中。体調管理にはより気を使ったという。桜ケ丘は持ち味の拾ってつなぐバレーで、エースの6年石沢大雅主将(12)にボールを集め3連勝。1セットも落とさず初優勝を果たした。開沼智視監督(54)は「サーブが良かった。凡ミスがなく、終始こちらのペースで運べた」と振り返った。

全国大会に向け、子どもたちを激励する渡辺えりさん(右)=山形市村木沢小

 全国大会は8月9日に東京で開幕。桜ケ丘は10日から予選に出場する。東北小学生バレーボール選手権は10月に青森県で開催する。県大会後、新たに4年生2人が加入し、チーム存続の危機も脱した。

 協賛金が集まらず困っていることを知った渡辺さんは、出演した山形花笠まつりの関係者らに依頼。インスタグラムなど自身のSNS(交流サイト)でも協力を呼び掛けている。

 渡辺さんは7日、村木沢小での練習を見学。同まつりのゲスト・お笑いコンビ「テツandトモ」から託された善意と自身が準備した激励金を手渡し、「村木沢の小学生が優勝したと聞き、うれしかった。みんなの頑張りが地域を盛り上げる。ずっと応援していく」とエールを送った。石沢主将は「(渡辺さんは)優しかった。みんなで声を掛け合ってボールを拾い、いい成績を残せるよう頑張る」と意気込みを語った。

 協賛金は宿泊や移動、全国大会に向けた備品購入などに活用する。東北大会に向け、40万円ほど足りないといい、引き続き善意を募っている。問い合わせは父母の会の清野代表のメールアドレス(sakuragaoka.vc.info@gmail.com)まで。

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