鶴岡東、打ち合い制す 全国高校野球第2日

2022/8/9 09:38
〈鶴岡東-盈進〉7回表鶴東1死、2番土屋奏人が本塁打を放ち9―5とする=甲子園 第2日

 第104回全国高校野球選手権大会第2日は7日、甲子園球場で1回戦4試合を行い、3年ぶり7度目の出場の本県代表の鶴岡東は広島代表で48年ぶり3度目の盈進(えいしん)と第3試合で対戦。12―7で勝利して2回戦に進んだ。

 鶴東は初回に1死満塁の好機から5番浜田敦也の犠飛、6番小林昇一郎と7番関舜の連続適時二塁打などで4点を奪取。二回には2番土屋奏人の2点本塁打でリードを広げた。徐々に追い上げられる展開となったが、七回に土屋と4番前田夢翔がソロ本塁打を左翼席に運んで2点を追加するなどして突き放した。盈進もしぶとい打撃で追いすがったが、先発小林廉と2番手渡辺千尋が粘りの投球で相手の反撃を振り切った。

 この他、八戸学院光星(青森)が創志学園(岡山)を7―3で下した。愛工大名電(愛知)は14―2で星稜(石川)に大勝。今春の選抜大会準優勝の近江(滋賀)は鳴門(徳島)に8―2で快勝した。

 2回戦に進んだ鶴東は12日第3試合(午後1時開始予定)で近江と対戦する。

3発含む12安打、好機に畳み掛け

 甲子園で鶴岡東ナインが躍動した。好機に畳み掛ける集中力がさえ、12安打を放って12点を奪取。48年ぶり出場の盈進を力でねじ伏せ、「選手たちは最後まで集中して戦ってくれた」と佐藤俊監督。本塁打3本が飛び出すなど、全国舞台で臆することなくバットを振り抜き、3年ぶりの夏の甲子園勝利をつかみ取った。

 注目を集めたのは間違いなく2番土屋奏人だろう。二回に今大会第1号の2点本塁打を左翼席にたたき込むと、3点差に詰め寄られた七回にも左翼方向に引っ張って再び柵越え。いずれも甘く入った変化球を捉えた。特に2本目はじわりと相手が迫ってくる中での一発で、「ベンチも勇気づけられたホームランだと思う」と佐藤監督。重苦しい雰囲気を振り払う値千金の一打だった。

 もともと中軸を担っていたが、「クリーンアップだと力が入る。いい打者が多いのでリラックスして臨める打順がいい」。指揮官に直訴して夏の山形大会は2番に定着。それまで迫力に欠けていた打線が息を吹き返し、甲子園切符をつかみ取る原動力にもなった。大舞台で2本塁打の活躍を見せたとはいえ、「そんなに思い入れはない」と本人は至ってマイペースだ。

 各打者が好機に絡むここ一番での勝負強さを発揮し、4番前田夢翔にも待望の一発。「全員がしっかりとバットを振れているのは大きい」と佐藤監督も手応えを感じている。「聖地」で2勝を挙げた3年前の先輩の姿を見て入学した選手たちが、最後の夏に輝きを放つ。憧れの存在が果たせなかった全国8強入りに向け「きょうの結果に満足せず、次も打てるように頑張る」と土屋。おごらず冷静に次戦を見据えた。

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