平和の鐘響く、山形で祈り 広島原爆の日、天童では写真展

2022/8/8 10:36
恒久平和への願いを込め千年和鐘を打ち鳴らした=山形市

 広島に原爆が投下されて77年目を迎えた6日、県内でも犠牲者に鎮魂の祈りがささげられた。ロシアによるウクライナ侵攻など国際情勢が不安定になる中、県民が恒久平和への願いをより一層強くした。

 山形市では千年和鐘の打鐘式が市役所前で行われ、澄んだ鐘の音が響く中、参列者が世界平和実現への思いを新たにした。市の幹部職員や市議会の代表ら約30人が参列。高倉正則副市長が「犠牲者の冥福とともに、核兵器廃絶、世界平和が実現することを願う」とする佐藤孝弘市長のメッセージを代読し、鈴木善太郎市議会議長があいさつした。

 打鐘式は長崎原爆の日の9日、終戦記念日の15日にも同所で行う。市役所1階エントランスホールでは、広島市の高校生が被爆証言を基に描いた絵画などを紹介する「原爆展」を9日まで開いている。

写真が語る原爆

原爆の悲惨さを伝える写真パネルや絵画が展示されている=天童市立図書館

 天童市では6日、市立図書館で原爆や戦争の恐ろしさを伝える写真展が始まった。

 壊滅した広島や長崎の市街地、死んだ弟をおぶって焼き場に立つ少年の姿など、胸に迫る写真パネル約40点を展示。被爆者と広島県の高校生が共同制作した絵画約40点もあり、赤黒く焼けた遺体など、被爆の実相を克明に描いている。

 天童平和をつたえる会(矢吹海慶会長)が主催。開会式では、天童高3年の松浦妃菜(ひな)さんが平和の詩を朗読した。市内の寺院では、原爆が投下された午前8時15分に一斉に鐘が打ち鳴らされた。展示は15日まで。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]