鶴岡東、きょう初戦 第104回全国高校野球選手権大会

2022/8/7 08:17

 第104回全国高校野球選手権大会で、本県代表の鶴岡東は第2日の7日、第3試合(午後1時開始予定)の1回戦で広島代表の盈進(えいしん)と対戦する。オンラインで鶴東の佐藤俊監督と盈進の佐藤康彦監督に試合に向けた意気込みなどを聞いた。

■両監督の意気込み

【鶴岡東】隙なく、そつなくプレー

 ―対戦校は広島代表の盈進だ。

 「相手に対する予断を持たず、これまで通りに自分たちの野球に徹するだけだと思っている」

 ―試合のポイントをどう捉えているか。

 「一つ一つのプレーに集中し、取れる得点やアウトをしっかり取っていくことだ。欲張らないことが大切。選手たちには繰り返し伝えてきた。無理な送球や無謀な走塁など甲子園だからといって色気を出さず、普段通りに試合に臨んでほしい」

 ―今年のチームの強みは。

 「各選手が落ち着いてプレーできることだろう。春先はうまくいかないことが多かったが、我慢した分、夏に勢いがついたかな。試合を重ねるごとに強くなっており、手応えを感じている」

 ―理想の試合展開は。

 「思うようにいかないことの方が多いので理想はない。選手たちが走攻守で、隙なくそつなくプレーしてくれればいい。戦術や戦略に惑わされず、しっかり準備して試合に臨むことが重要だ」

 ―意気込みを伺いたい。

 「どんな展開であれ、最終的に負けないように選手たちの積極性を引き出してあげたい。心も体もしっかりと整え、万全の状態で選手をグラウンドに送り出すだけだ」

【盈進(広島)】5投手、それぞれ力ある

 ―鶴東の印象と警戒する選手は。

 「山形大会では少ない失点で頂点に立っており、投手陣を中心に守り勝ってきたのかなという印象だ。大量得点の試合も多く、好機で各打者の集中力も高いと感じている。上位打線で得点を挙げており、2番(土屋奏人)や4番(前田夢翔)らは注意しなければならない選手だろう」

 ―理想とする試合展開は。

 「先制することが理想だ。そのためにも上位打線がいかに相手投手陣を打ち崩すかに懸かってくる。広島大会で当たっていた3番秋田(浩侑)や5番山藤(龍希)には期待している。投手陣が無失点でしのぎ、リズム良く攻撃につなげて得点を重ねていけたらいい」

 ―広島大会は継投が基本だった。

 「背番号1の向井(勇)が中心となるが、ポイントは相手打線にどの投手がマッチするかだ。登録した5投手はそれぞれ力があり、複数の選択を視野に入れている」

 ―初戦への意気込みを。

 「48年ぶりとなる甲子園出場を多くの方々が喜んでくれた。選手たちは一戦ごとにたくましさが増し、7試合を勝ち抜く力になった。せっかくの大舞台。選手たちには自分たちの良さを発揮してくれることを期待している」

好機での勝負強さが鍵 粘投、堅守で勢いつかめ

■みどころ

 派手さはないが粘り強くつなぐ打線、投手陣を中心とした安定した守り、地に足が着いたプレー…。両チームの持ち味には共通点が多い。鶴岡東にとって勝利のポイントは盈進の投手陣を攻略できるかに懸かっている。力のある投手がそろう相手だけに、好機で確実に得点を奪う勝負強さが求められる。

 鶴東は当たっている土屋奏人が好機を広げ、古賀亮祐や前田夢翔ら中軸で勝負どころをものにできれば、チームが勢いづく。一方で右腕5人をそろえる盈進は継投策に自信を持つ。エース向井勇は140キロ前後の直球を主体に球の切れで勝負する。後に控える佐々木大和、寺田大和らも安定感がある。鶴東は甘い球の見極めはもちろん、小技や足で相手守備陣を揺さぶって攻略の糸口を見いだしたいところだ。

 投手陣の出来も勝敗を分けそう。鶴東は小林廉、矢部充稀、渡辺千尋らタイプの異なる投手をそろえる。各自が試合をつくる力があるだけに、継投を基本とした起用法にも注目だ。相手打線は3番秋田浩侑が打率6割1分5厘、5番山藤龍希も5割6分で続き、7番奥信武憲は13打点。切れ目がない打線は基本に忠実でしぶといだけに、鶴東としては冷静さを失わずに粘り強く投げ抜けるかが鍵だ。野手陣も堅守で相手の流れを断ち切り、攻撃の勢いにつなげたい。

 本県勢と広島県勢の夏の対戦は今回が初めて。春夏合わせて12度の優勝を誇る強豪県からの白星を期待したい。

ナイン、快音響かせ 兵庫で前日練習

初戦に向けて最終調整した鶴岡東ナイン=兵庫県西宮市・鳴尾浜臨海公園野球場

 ○…初戦を控えた鶴岡東は6日、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で最終調整した=写真。

 ナインは午後0時半から1時間半程度の練習で汗を流した。シートノックで選手たちは塁上に走者がいる設定で送球や内外野の連係を確認。打撃練習では各打者が快音を響かせて好調ぶりを示すなど、鋭い打球を飛ばして打撃の感触を確かめていた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開会式の参加選手が急きょ、各校の主将のみとなった。「びっくりしたが、仲間の分まで堂々としようと決めていた」と佐藤叶人主将。チームはリラックスした雰囲気だといい、初戦に向けて「1プレー1プレー、目の前のことだけに集中して臨みたい」と意気込んだ。

高校野球

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]