鶴岡東「守」の要 7日初戦・全国高校野球

2022/8/5 11:47
エースナンバーを背負う小林廉

 第104回全国高校野球選手権大会で本県代表の鶴岡東は、第2日の7日に広島県代表の盈進(えいしん)と1回戦で顔を合わせる。危なげない試合運びで3年ぶりの甲子園切符を勝ち取った鶴東ナイン。間近に迫った一戦に向けて士気は高まっている。攻守の中心選手を紹介する。

個性的、充実の投手陣/1球集中、もり立てる野手陣

 山形大会では複数の投手が好投し、失点は決勝の2点のみ。全5試合で1失策と守りの安定感も光る。充実した投手陣と堅い守備が鶴東の強みだ。甲子園でも投手を含めて堅実にアウトを重ねて攻撃に勢いをもたらしたい。

好救援でチームを支えた矢部充稀

 山形大会ではタイプの異なる4投手がマウンドに立ち、それぞれが強みを発揮した。個性的な投手陣の中でエースナンバーを背負うのが右腕の小林廉だ。横手から繰り出す直球は最速140キロ。時折、上手に変えながら打者のタイミングを外し、スライダーとチェンジアップを交えた緩急のある投球が生命線だ。山形大会では11回2/3を投げて防御率1.64。低めに集めて打たせて取る投球が持ち味で「甲子園でも自分の投球をするだけ」と冷静に語る。

 投手陣が「後ろにあいつがいるから全力で行ける」と絶大な信頼を置くのが左腕の矢部充稀だ。3試合で救援し、7回2/3を投げて自責点0。181センチの長身から投げ下ろす直球には威力があり、内角を突く強気の投球が信条だ。山形大会決勝では反撃ムードの相手打線を力でねじ伏せ、勢いを断ち切った。ピンチに動じない強心臓ぶりも頼もしい。本人は「ここからが本番」と静かに闘志を燃やす。

テンポ良くリズムをつくる渡辺千尋

 右腕の渡辺千尋は「間の使い方が自分の武器」とし、セットポジションからテンポ良く投球のリズムをつくる。2試合に先発登板し、140キロに迫る直球、カーブやカットボールなどの変化球を駆使して13奪三振。持ち球を生かして相手の打ち気をそらす、さえた投球術で自責点0と結果を残した。

 野手陣は1球に集中し、落ち着いたプレーで確実にアウトを重ねてきた。それでも「まだまだミスは多い」と佐藤俊監督。その分、伸びしろは十分だ。古賀亮祐と関舜の二遊間、三塁手高橋快は躍動感のある動きで打球をさばき、守備範囲の広い中堅手武田虎白も好捕でチームに勢いをもたらした。「聖地」での勝利に向け、投手をもり立てる堅守は必須条件だ。

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