置賜で記録的大雨 最上川複数箇所で氾濫

2022/8/4 22:18
水に浸った住宅からゴムボートを使い、住人を救助する警察官=4日午後2時18分、川西町洲島

 本県上空に3日発生した線状降水帯の影響で、置賜地域を中心に襲った記録的大雨から一夜明けた4日、県内各地ではJR米坂線の鉄橋崩落など甚大な被害が明らかになった。最上川は同日未明に複数箇所で氾濫し、流域の住宅地に流れ込んだ。小国町では主要道路や鉄道が寸断され、一時孤立状態に。飯豊町では1人が行方不明となっている。

 県や山形地方気象台などによると、4日の24時間降水量は飯豊町高峰306.5ミリ、小国281.5ミリ、米沢256ミリ、長井241.5ミリ、飯豊町中津川186.5ミリで5地点とも観測史上最大となった。小国の北部付近では記録的短時間大雨情報が発表された。米沢、南陽、高畠、川西、長井、小国、飯豊の各市町に出されていた大雨特別警報は4日朝、警報に切り替わった。

崩落したJR米坂線の鉄橋=4日午前9時22分、飯豊町小白川(ドローン使用)

 最上川は長井市で堤防を超えて水が流れ込み、米沢市と大江町でもあふれた。同町では川沿いの百目木(どめき)地区で複数の住宅が浸水した一方で、米沢、長井では洪水による住宅被害は確認されていない。

 米坂線は飯豊町の羽前椿-手ノ子間で小白川に架かる鉄橋が崩落。国道113号は山形、新潟両県側とも冠水などで通行止めとなり、小国町が孤立状態となった。その後、新潟県側の規制が一部解除されて孤立は解消された。

 飯豊町の行方不明者は町内の大巻橋が崩落し、流された車に乗っていた人という。県警などが捜索したが、この日は見つからなかった。同町では断水が続いており、県からの災害派遣要請を受け、陸上自衛隊第6師団(司令部・東根市神町駐屯地)が町内2カ所で給水支援活動を展開した。

 県は大雨被害の現状を踏まえ、新たに寒河江、大江、小国、白鷹の各市町に災害救助法の適用を決めた。対象市町村は米沢、長井、南陽、高畠、川西、飯豊を含め4市6町となった。

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