県は2022年度、働き盛り世代の健康アップを狙い、従業員の健康づくりに取り組む県内の事業者に補助金を交付して健康を重視した経営を支える。新型コロナウイルス禍で運動する機会が減少している中、事業者がウオーキングに関連したイベント代や備品を購入する際の費用などを助成する。
補助対象は全国健康保険協会(協会けんぽ)山形支部が取り組む「やまがた健康企業宣言」に登録しているか、自社のホームページなどで健康を重視した経営の取り組みを積極的に発信している事業者。ウオーキングを取り入れた事業を基本としており、採択予定数は年間で計30件を見込む。
補助上限額は10万円。県の補助率は2分の1で、残りは事業者が負担する。具体的に想定しているイベント事例として、県は▽部署対抗のウオーキングラリー▽ウオーキング月間を設定し、脂肪燃焼講座と食生活改善のための研修会を組み合わせた催し―などを挙げる。
県は9月30日まで申請書を受け付け、書類審査で交付先を決定する。来年2月末までに事業の実績報告書の提出を求め、県のホームページで周知して健康づくりの機運醸成につなげる。
県がん対策・健康長寿日本一推進課は「事業者には積極的に応募してもらい、働き盛り世代の歩く習慣の定着などに取り組んでほしい」としている。
申し込み、問い合わせは同課023(630)2313。
|
|