水害から町を守る仕組み知ったよ 最上川200キロを歩く第10週

2022/7/16 21:19
巨大な風車をバックに最上川の堤防を歩く子どもたち=庄内町

 山形新聞、山形放送の8大事業の一つ「最上川200キロを歩く 小学生探検リレー」は第10週の16日、グリンギターフィールズ子どもギター教室(鶴岡市)の2~6年生10人が立谷沢川合流点(庄内町)-庄内橋(同)区間を担った。序盤は強い風が吹いたが、子どもの演奏が重い雲を吹き飛ばし後半は青空も。子どもたちは水害から町を守る仕組みや人の活躍を知った。

 山形新聞鶴岡支社で行われた出発式で、国土交通省酒田河川国道事務所の高野明所長は「最上川には多くの生物がすみ、水は田畑に活用されている。ただ大雨の時は危険にもなる。役割や自然に触れてほしい」とあいさつ。同教室の豊田瑞穂代表は「古里の川について学び、楽しい思い出を作って」と呼びかけた。

 子どもたちを代表し、朝暘六小5年吉川時生(ときお)君(10)、朝暘三小5年酒井美織さん(10)が9週にわたり受け継がれた「ビッグフラッグ」を披露。大山小6年佐藤愛琉君(11)が音頭を取り、全員で「最後まで頑張るぞ!」と気勢を上げて完歩を誓った。

 最上川は前日からの雨で水量が多く茶色く濁っていたが、川の二面性を学ぶ機会ともなった。子どもたちは国内最大規模のゴム堰(ぜき)という最上川さみだれ大堰、水の逆流を防ぐ樋門で水害防止や農業用水確保といった役割を学習。地下14メートルのフィッシュギャラリーでは、濁り水の中を泳ぐ川魚を見つけ、歓声を上げた。堤防整備や災害対応に必要な機器、設備にも触れた。

 日頃ギターを習う子どもたちが「星の世界」「ふるさと」「夢見る人」の3曲を演奏し、われわれの暮らしを支える母なる川に感謝の気持ちを伝える場面も。最後は堤防を駆けるように歩き、心地よい風を全身で吸収しながらフィニュッシュ。バトンを最終週に託した。

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