若者の投票率も、にぎわいもアップ 「選挙割りキャンペーン」参加店続々

2022/7/7 09:18
酒田市の中通り商店街振興組合は投票率アップと商店街のにぎわい促進を図るため、各選挙で選挙セールを行っている=同市・カフェeジェラートモアレ

 今回の参院選では投票率向上に貢献しようと、期日前を含む投票を済ませた人に割引など特典を提供する「選挙割りキャンペーン」に取り組む店が増えている。本県は国政選挙の投票率が昨年の衆院選まで3回連続で全国1位をキープ。県民の投票意識は高いが、若年層にさらに意識を浸透させたいところだ。民間も選挙への関心を高めるため、あの手この手で協力。店や商店街を活性化する狙いもありそうだ。

 JR山形駅隣接のエスパル山形(山形市)は5階に同市の期日前投票所が初めて設置されたことを機に、投開票日の10日まで館内の4分の1に当たる17店が参加するキャンペーンを展開中だ。市民限定だが投票所の看板を携帯電話のカメラで撮影し会計時に提示すると、割引やプレゼントの特典がある。

 館内の目立つ場所にポスターを掲げていて周知は早く、期日前投票を済ませた人が看板の写真を撮影し、そのまま店に足を運び特典を受けるケースが目立つ。担当者は「若者に選挙や政治に関心を持ってもらうため、何かできないかと考えた。投票率向上に少しでも役立ちたい」と説明した。

 米沢市では学生団体が企画した「センキョ割」が展開されており、現時点で参加は4店舗。対象は市内の高校生、大学生、専門学校生で、投票済証などを持参すると割引サービスが受けられる。

 県立米沢栄養大・米沢女子短大正門前の「ベーカリー&カフェ アンスリール」では、ソフトクリームかドリンクをサービス。同店はNPO法人が運営する障害者就労支援事業所で、菅野友美店長は「若い人が選挙に関心を持つ手伝いができればうれしいし、障害者が店で頑張っていることを応援してもらうきっかけにもなれば」と話した。

 酒田市の中通り商店街振興組合(菅野弘幸理事長)は2005年から各選挙で「選挙セール」を実施している。今回は15~20店が参加し、割引やサービス品を提供する。投開票日の10日から始め、期間や内容は店ごとに決める。投票済証を持参すれば市民以外もサービスを受けられ、菅野理事長は「選挙をきっかけに商店街に足を運ぶ人が増えればいい。若者も投票に行き、セールを使ってほしい」と願った。平田牧場(酒田市)も18日まで、直営店でとんかつなどが半額になるキャンペーンを繰り広げている。

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