食を通して観光振興 鶴岡・奥田さんオーナーシェフのレストランが移転新築

2022/7/5 21:04
オープニングレセプションで抱負を述べた奥田政行さん(右端)=鶴岡市遠賀原

 「食の都庄内」親善大使などとして国内外で活躍する奥田政行さん(52)がオーナーシェフのイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」が、鶴岡市遠賀原に移転新築し、7日にオープンする。6次化商品対応の加工室を備えた本店、料理教室の機能があるアカデミーそれぞれの建物を設けており、観光振興も目指す。オープニングレセプションが5日、現地で開かれ、関係者が完成を祝った。

 2000年に開業した同市下山添から、約3キロ北に移った。約6千平方メートルの敷地に、いずれも木造平屋の本店(延べ床面積約260平方メートル)、アカデミー(同約170平方メートル)を建てた。循環型経済システムが特徴で、生産者から持ち込まれた食材を商品加工した後、奥田さんが全国でプロデュースするレストランなどで扱う機能を備えた。アカデミーでは地元食材を使った料理教室、若手向けシェフ塾などを予定している。

 オープニングレセプションには皆川治市長、高橋正美県庄内総合支庁長、寒河江浩二山形新聞社長・主筆(山形新聞グループ経営会議議長)ら各界から約60人が出席した。奥田さんは「庄内・鶴岡への観光客を200万人増やしたい。食事や料理教室を観光商品として活用し、世界の見本となる地域にする」と抱負を述べ、代表者で鏡開きを行った。

 奥田さんは在来作物の価値の発信、地産地消の推進などに努め、鶴岡市の国連教育科学文化機関(ユネスコ)創造都市ネットワーク食文化分野への認定にも尽力。2012年には山新3P賞平和賞を受賞した。

 本店は36席で、4400円、7700円、1万5千円の各コース料理を提供。アカデミーでは「シェフズテーブル」としてカウンター10席を設け、2万5千円からのコース料理に対応する。庄内在住の来店客へのシルクマカロン贈呈(9~31日)といったオープニング企画がある。問い合わせは同店0235(26)0609。

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