就農3年目、経緯や苦労つづる 本県住みます芸人「ソラシド」の本坊さんが著書出版

2022/7/5 09:43
山形での暮らしや農業を通じて感じたことなどを語る本坊元児さん=山形市・山形メディアタワー

 山形県住みます芸人「ソラシド」の本坊元児さん(43)が、西川町で農業を始めて3年目を迎えた。野菜を育てながら、地域に根ざしたタレント活動を展開し、レギュラー番組も増加。なかなか芽が出なかった東京での芸人生活や山形の暮らし、農業を通じて感じたことなどをまとめた著書「脱・東京芸人 都会を捨てて見えてきたもの」が出版され、人気を集めている。

 本坊さんは愛媛県松山市出身。2001年に水口靖一郎さん(46)とお笑いコンビ「ソラシド」を結成した。18年に本県に移住し、19年から西川町で空き家と畑を借り農業に取り組んでいる。

 「農業をしていると、天候に振り回されることがよくある。今まで物事が都合よく進まないと文句ばかり言っていたが、仕方ないと思えるようになった。地球や会社、周りの人たちは自分のためにいるわけではなく、ごう慢だったと気付かされた」と本坊さん。最近はテレビやラジオなどのレギュラー番組も増え、宮城県でもアウトドア番組を持つ。「忍耐強く、諦めない雪国の地域性や考え方が好き。この年になって仕事以外で友達ができるとは思わなかった。地域との関わりもでき、考え方が変わった。山形に来てよかった」と語る。

「脱・東京芸人 都会を捨てて見えてきたもの」

 著書は過酷なアルバイト経験などをまとめ、文庫化もされた「プロレタリア芸人」に続き2冊目。吉本興業の「作家育成プロジェクト」で構成や執筆の指導を受け、出版社へのプレゼンテーションを経て約2カ月で書き上げた。

 「脱・東京―」は、脱・東京▽大工卒業▽住みます芸人、全開!▽コロナの足音▽気がつけば、誰より住みます芸人―の5章。夜に山形市の悠創の丘で三線を弾いた話や迷子になった時に助けてくれ友達になったジン君、山形の方言で苦労したこと、農業を始めた経緯、コロナ禍の生活などを率直につづっている。お笑いコンビ「麒麟(きりん)」の川島明さんとの同期対談も収録。1540円で全国の書店で扱う。出版記念トークライブが17日午後3時半から、山形市民会館で開かれ、芸人の馬場園梓さんと「とろサーモン」の村田秀亮さんも出演する。チケットは全席自由で前売り3千円、当日500円増し。問い合わせは0570(550)100。

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