先月23日にプレデビューした県産サクランボの大玉新品種「やまがた紅王」の首都圏での知名度アップを図ろうと、おいしい山形推進機構は1日早朝、東京・大田市場で会長の吉村美栄子知事らによるトップセールスを繰り広げた。また、東京・銀座の歌舞伎座ではマスコミ向けイベントを行った。
大田市場内の特設会場では、法被姿の吉村知事とJA全農山形の折原敬一運営委員会長が「やまがた紅王です。よろしくお願いします」と呼び掛けながら、3個入りパックを仲卸業者など流通関係者に配った。
新型コロナウイルス感染防止の観点から、場内での試食はできなかったが、やまがた紅王を手にした人たちは「粒がでかいな」などと驚きの声を上げていた。用意した100パックはすぐになくなった。
競売場であいさつした吉村知事は「やまがた紅王は500円硬貨以上の3L~4Lが中心で、食べ応えがあり食味もよく日持ちする。今年は6トンしか出荷できないが来年からはどんどん増やしていく」とアピールした。
一方、歌舞伎座でのプレスイベントでは、吉村知事と折原会長があいさつした後、鶴岡市出身の歌舞伎役者中村橋吾(はしご)さんらが「甘くて大きくて見た目も美しいサクランボ界の新たなスターであり、歌舞伎で言えば千両役者。これから世界に羽ばたいていくと思うのでよろしくお願いしたい」と応援メッセージを送った。
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