サッカーJ2は第24節第1日の2日、各地で10試合が行われる。モンテディオ山形は午後7時から天童市のNDソフトスタジアム山形で栃木と対戦する。今節は本拠地で3季ぶりの「声出し応援」が解禁。追い風を受け、5試合ぶりの白星を目指す。
山形は1日、非公開練習で調整した。前節のアウェー仙台戦は終盤に追い付かれ、1-1で引き分けた。4戦連続未勝利で、通算成績は8勝8分け6敗。順位は暫定8位に後退した。
一方の栃木は通算成績5勝9分け9敗の18位。第17節で徳島を、第18節に町田をともに1-0で下し、2連勝を収めたが、直後に2連敗。その後は3戦連続のドローで5戦連続で白星がない。陣形は3-5-2。
岩手と対戦した前節は守備の要となるDFカルロス・グティエレスが一発退場。今節は出場停止となった。一方でJ1湘南から育成型期限付き移籍で加わったFW根本凌が、2戦連続ゴールとなる先制点を挙げた。元日本代表のFW矢野貴章と攻撃の起点となり、手ごわそうだ。
山形は前節、MFチアゴ・アウベスを最前線に置いた布陣で手応えをつかんだ。J1鳥栖から加入したFW藤原悠汰の選手登録が完了。けが人の状況を踏まえると、メンバー入りの可能性がある。仙台戦の反省として、得点の好機で決定力を示したい。
DF半田「絶対に勝ちたい」
○…ユース出身のDF半田陸も、この時を待っていた。「声出し応援」が認められていなかった約2年半の間で、めきめきと主力に成長。「チーム全員がやる気に満ちあふれている。皆さんの前で絶対に勝ちたい」と力を込めた。
2024年パリ五輪を目指すU-21(21歳以下)日本代表に選ばれ、ウズベキスタンで開催された国際大会に出場。現地で昨季まで山形に在籍したGK閔盛俊(ミン・ソンジュン)を擁する韓国、戻った後の仙台とライバル対決が続くことを念頭に「いい状態」の維持に努めたという。「みちのくダービー」では「やるべきことができた」と自身に及第点を与えた。
「僕がちゃんと試合に出始めてからなかった」という声出し応援が、運営検証試合という制限付きの中で解禁される。「勝って(定番曲の)『ブルイズ』を歌いたい」と、ファンと共に目指す目標を挙げた。
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