1票に懸ける~参院選県区候補者ルポ(1) 諸新・黒木明氏

2022/7/1 14:36

 第26回参院選(7月10日投開票)は22日の公示から9日間が過ぎ、後半戦に突入する。県選挙区(改選数1)に出馬した現新の5候補は連日、広い県内を駆け巡り、支持獲得に汗を流している。主義・主張や政策を懸命に訴える各候補に密着した。

仲間たちと共に挑む初陣。支持者を見つけると笑顔で走り出した=山形市

 正真正銘の「初陣」に挑んでいる。共に戦う政治団体「参政党」山形支部のメンバーたちはほぼ全員が初めての選挙戦。愛知県出身の本人も本県の土地勘はないため、遊説コースを組むのも試行錯誤の連続だ。仲間の力を借りながら、県内を駆け抜けている。

 「参政党、頑張れー」。公示日に演説を行った山形市役所前で、通りかかった高齢男性から激励の声を受けた。演説を終えると笑顔で駆け寄り、がっちりと握手。2年前に発足した参政党はインターネットなどを介して支持を広げるが、選挙戦を通じ「与党にも、野党にも任せられない」との声を直接受け取っている。

 選挙カーを出発させた後で忘れ物に気付き事務所へとんぼ返りするなど、初挑戦ならではの想定外は少なくない。運動員は日に日に増えているが、既存政党の他陣営に規模では遠く及ばない。それでも、一人一人がポスター張りなどで全力を尽くしてくれる。後押しに報いるためにも「参政党の名を刻むことが自分の役割」と力がこもる。

 公示から1週間、真っ黒に日焼けした姿で連日街頭に立ち、既存政党と異なる新たな選択肢である点を粘り強く訴え続けている。運動の様子は交流サイト(SNS)を通じた発信も欠かさない。目の前にいなくとも、現状に疑問を持つ有権者に声が届くと信じて。

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