「声出し」解禁、声振り絞りさあ行こう モンテ、2日ホーム栃木戦

2022/6/30 11:34
コロナ禍前、NDソフトスタジアム山形で声を出して応援する山形サポーターたち=2019年5月、天童市

 あの熱気が再び―。7月2日に行われるサッカーJ2・モンテディオ山形のホーム栃木戦で、観客席の一部で「声出し応援」が解禁となる。Jリーグが今月開始した「運営検証試合」の一環で、応援時の新型コロナウイルスの感染リスクを調査する。約2年半ぶりにリーグ屈指のチャント(応援コール)が響く。

 新型コロナの感染拡大防止のため、Jリーグは2020年のリーグ戦中断以降、声出し応援を禁止した。その間、拍手や鳴り物を使った応援スタイルが定着してきたが、規制緩和を求める声などを受け、段階的導入を決めた。第1段階として6月の2試合で実施され、7月2、6の両日には山形を含むJ1、J2の計6試合で行う。

 山形の検証試合はガイドラインに基づき、「声出し応援エリア」がスタジアム北側のホーム自由席、南側のビジター自由席と定められた。座席は前後左右1席ずつ空け、収容人数はエリア内で最大3200人程度。観客は声を出している間も含め常に不織布マスクを着用し、食事や飲酒、座席の移動はできない。従来通りに肩組みや指笛といった行為、対象エリア外や場外での声出しは認められない。クラブは通常よりも警備員を15人程度増やし、ルールの順守を求める。

 先行の2試合では計2千人超が声援を送った。産業技術総合研究所の検証によると、新規感染者や空気の滞留を示す二酸化炭素濃度の問題は認められなかった。マスク着用率は99%超、座席位置の順守率は94%超で、一般席からの声出しはなかったという。本拠地での実施に向け、クラブは「(コロナ禍前の)通常の状態に戻るために重要なステップだと認識している」とコメントした。

 多くのサポーターにとって観戦時の声出しは必須で、特に山形のチャントは声量や一体感、リズムに秀で、他クラブからも注目を集める。今回のエリア内のチケット(シーズンシートを含む)は9割近くが既に売れている。ほとんどの選手はその迫力をまだ体感しておらず、同じくホームで初めて聞くことになるピーター・クラモフスキー監督は「夢がかなう。ファンと歌えることを楽しみにしている」と語った。栃木戦は天童市のNDソフトスタジアム山形で午後7時キックオフ。

モンテディオ山形

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