厳選4点、プロが商品化 三川中生作「和菓子の粘土細工」

2022/6/29 11:41
商品化されることになった(左上から時計回りに)「傘に落ちる雨」「冬の空に咲く雪」「四季」「菜の花畑」

 三川町三川中(橘正敏校長)は毎年、美術の授業で2年生が和菓子の粘土細工作りに取り組む。3年生の昨年度の作品を商品化しようと、2年生の授業に合わせて選考が行われ、4点が採用された。7月18日に同町のなの花ホールで開かれるイベント「みかわでピクニックDay!」で販売される。

 和菓子の粘土細工作りは単純化や日本人の美意識などを学ぶのが狙いで、11月の「みかわ秋まつり」で展示されてきた。見事な出来に「本物の和菓子にしてはどうか」との声が多く寄せられていたことから、一部の作品を和菓子職人後藤麻利恵さん(36)=鶴岡市宝田2丁目=に商品化してもらうことになった。

 選考は23日に同校で行われ、「三川町の良さ」をテーマにした作品約70点が対象となった。採用されたのは、季節を色で表した斎藤世徠(せら)さん(14)の「四季」、赤い傘が鮮やかな大滝夏音(なつね)さん(14)の「傘に落ちる雨」、空から降る雪を見上げた時の風景を造形した五十嵐芽郁(めい)さん(14)の「冬の空に咲く雪」、黄色い花が多数咲いている様子をイメージした斎藤智乃(ちの)さん(14)の「菜の花畑」の計4点。

選考に当たった後藤麻利恵さん(左端)と、作品が採用された(左側2人目から右に)斎藤世徠さん、五十嵐芽郁さん、斎藤智乃さん、大滝夏音さん=三川町三川中

 4人は「びっくりしたけど、うれしい」「おいしく食べてほしい」などと笑顔を見せ、後藤さんは「中学生らしい発想を感じた。元気が伝わる商品にしたい」と感心していた。イベントでは4個セット(1100円)を20セットほど販売する計画だ。

 2年生約60人がこれから作る作品の一部も後藤さんが商品化し、今年のみかわ秋まつりで販売する予定。今回の選考に先立つ美術の授業では、後藤さんによる和菓子作りの実演と、2年生への制作指導が行われた。山口諒太さん(13)は「工夫を凝らして、本物そっくりに仕上げられるのが楽しい」と話していた。

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