みんなに愛され…なおみ天国へ 加茂水族館のキタゾウアザラシ

2022/6/29 09:43
多くの来館者を楽しませたキタゾウアザラシの「なおみ」(鶴岡市立加茂水族館提供)

 鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)は28日、同館で飼育していたキタゾウアザラシ「なおみ」(雌、推定9歳)が死んだと発表した。キタゾウアザラシは北太平洋沿岸が生息地で、国内で飼育展示していたのは同館のみだった。29日からエントランス前に献花台を設置する。

 同館によると、今月中旬ごろから餌を食べないなど体調を崩していたため、投薬治療や血液検査などを行っていた。獣医師が28日午前8時ごろ、横たわっているところを調べ、死んでいるのが確認された。今後解剖して死因を調べる。

 なおみは2017年10月に同市三瀬の砂浜で弱っているところを保護され、18年から一般公開された。来館者を対象に名前を募集し、テニスで活躍する大坂なおみ選手にちなみ「みんなに愛され、すくすく成長してほしい」という願いを込めて命名された。

 水槽のアクリル板に鼻をこすりつける愛らしい姿で人気を集め、多くの来館者を楽しませた。飼育に長年携わってきた同館の伊藤愛飼育員(30)は「突然のことで驚きと寂しさを感じている。みんな、いつも元気をもらっていた」と別れを惜しんでいた。

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