デラウェア、全国へ初出荷 高畠と山形、粒しっかり糖度高く

2022/6/28 09:35

 夏の味覚の種なしブドウ「デラウェア」の初出荷が27日、県内の主要産地となっている高畠町と山形市で行われた。それぞれ粒がしっかりとし、高い糖度に仕上がっている。

JA山形おきたま、高畠で出発式

置賜産デラウェアの初出荷を祝う関係者=高畠町・JA山形おきたま中和田集荷所

 「デラウェア」の生産量日本一を誇るJA山形おきたまでは、高畠町の同JA中和田集荷所で出発式が行われ、ブドウを積んだトラックが首都圏などに向かった。

 同JAでは、管内で集荷したデラウェアを一元管理して出荷する「統一共選」が6年目を迎えた。本年度は443人が約168ヘクタールで生産し、販売数量2181トン、売上高15億2600万円を目指す。今年は一部の地域で霜害があったものの、成育管理を徹底し、粒の張りが良く糖度の高いブドウに仕上がった。

 出発式では、同JAの小林茂則ぶどう振興部会長が「大雪を乗り越えて、今年も出荷することができた」、同JAの若林英毅組合長が「一房でも多くのデラウェアを出荷してほしい」とあいさつ。関係者約30人がテープカットで初出荷を祝った。

JAやまがた、本沢地区500キロ集荷

夏の味覚「デラウェア」の出荷が始まった=山形市・JAやまがた本沢集荷所

 山形市本沢地区でも初出荷され、甘く仕上がった夏の味覚が9月末まで関東など全国に届けられる。

 JAやまがた管内では出荷量の約9割を占めるデラウェアのほか、「ピオーネ」や「シャインマスカット」などで出荷量987トン、販売高8億2850万円を目標にしている。今年は4月末の降雪などでハウス栽培物の生育が1週間ほど後ろ倒しになり、露地物を含む出荷のピークは7月中旬を見込む。高温の日が続き、酸の抜けが進んで甘みが増してきているという。

 この日は本沢地区で収穫された約500キロが集荷された。同JA本沢果樹部会長の永井房雄さん(72)は「デラウェアは幅広い年代に根強い人気がある。糖度は20度以上あり、食べやすさも魅力だ」と話した。

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