山形市村木沢の出塩文殊堂で26日、「むらきざわあじさい祭り」が始まった。参道を彩るアジサイは現在3分咲きといったところだが、家族連れなどが訪れ、清涼感を味わった。
お堂に続く長さ515メートルの参道に40種2500株のアジサイが植えられている。日当たりが良い山門近くで、鮮やかな青色の花がお出迎え。写真を撮ったり、じっくり眺めたりする人の姿が見られた。母親と初めて足を運んだという河北町西里小6年渡部凛さん(11)は「きれいな花に癒やされ、また頑張ろうと思った」と笑顔で話した。
出塩文殊堂は約1200年前に弘法大師が開いたとされる。参道の石段を保護するため、1987(昭和62)年から7年間にわたり、地元有志らから寄贈されたアジサイの苗木が植えられた。見頃は7月10日前後だという。祭りは同17日まで。2~9日の午後6時半(日没)~同8時半にライトアップする。期間中の土、日曜は地元農産物を販売する。問い合わせは村木沢コミュニティセンター「あじさい交流館」023(643)2050。
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