県が鮭川村曲川で道路改良工事を進めてきた主要地方道曲川新庄線居口橋工区の完成記念式典が26日、現地で行われた。
今回完成した全長575メートルの道路は、1964(昭和39)年開通の旧居口橋の老朽化などに伴い、2012年度から工事を進め、新居口橋(全長39.4メートル)と小坂橋(同22.12メートル)を含め昨年12月に全線開通した。旧道は幅が4メートルと狭く、擦れ違いが困難だったが、8.5メートルに広げた。これまであった通行車両の重量規制も解消され、花卉(かき)栽培が盛んな大芦沢地区からの出荷作業の利便性が向上した。総事業費は約8億9千万円。
式典には関係者のほか、地域住民ら約100人が出席した。元木洋介村長が「地域の思いや熱意が通じて完成したと思っている。安心して生活できる地域になった」と述べ、吉村美栄子知事らがあいさつ。テープカットを行い、新しい生活道路の開通を祝った。
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