全身投げ出し、野田の右 モンテ、仙台とドロー

2022/6/26 08:57
〈仙台―山形〉前半33分、山形のDF野田裕喜(右奥)がFKからのボールを直接ボレーシュートし先制する=仙台市・ユアテックスタジアム仙台

 サッカーJ2は第23節第1日の25日、各地で4試合が行われた。モンテディオ山形は仙台市のユアテックスタジアム仙台で仙台と対戦し、1―1で引き分けた。4戦連続で勝利がなく、通算成績は8勝8分け6敗。暫定順位は7位のまま。

 山形は前節から2人を入れ替え、年代別代表の遠征から戻ったDF半田陸が5試合ぶりに先発復帰した。前半33分、DF野田裕喜がボレーシュートで先制点を奪い、1―0で折り返した。後半40分、ゴール前のこぼれ球を押し込まれ、追い付かれた。

 このほか、岡山は水戸と1―1、長崎は秋田と0―0で引き分けた。大分は熊本を2―1で下した。

 山形は次節の7月2日、天童市のNDソフトスタジアム山形で栃木と戦う。

 【評】山形は4戦ぶりの白星を逃した。守備陣形をコンパクトに保ち、GK後藤が好セーブを見せた。前半33分、相手の隙を突いたセットプレーで先制点。粘り強く試合を進めたが、終盤はサイド攻撃を受け、踏みとどまることができなかった。

【青炎】追い付かれても、激闘最後まで

 対仙台の7年ぶりの勝利にあと一歩届かなかった。負傷者が相次ぐ苦しい状況で、本職のFWを置かない布陣を採用。ピーター・クラモフスキー監督が「典型的なダービーの戦い」と振り返った一戦は、真っ向から激しくぶつかった。結果は追い付かれてドロー。だが、果敢な姿勢は最後まで貫いた。

 FWデラトーレらは故障で欠場し、最前線はFWチアゴ・アウベス、MF河合秀人の組み合わせに。慣れるまでに少しの時間を要したが、徐々に攻撃の形をつくった。

 先制ゴールは前半33分。前日に確認したFKのサインプレーだったという。かつて仙台を率いた渡辺晋コーチが考案。セットプレーに対する仙台の守備が、ゴール方向に速く近づく癖を見逃さなかった。MF国分伸太郎が蹴ったボールは、逆方向に一人戻ったDF野田裕喜にぴたり。体を投げ出した右足ボレーシュートで試合を動かした。

 競り合いの激しさは増した。ダービーの熱気が後押ししたのか、中2日で続いた3連戦よりも球際の強さ、粘り強い守備が光った。だが、後半40分、右サイドからのクロスがゴール前でこぼれ、押し込まれた。ロスタイム6分を含む残り時間は死闘。気力を振り絞って守ると、速攻から好機をつくったが、得点できなかった。

 指揮官、各選手ともに追加点を奪えなかったことを悔やんだ。「2点目を取る力強さ、無失点で終える守備がなければ、この順位に甘んじてしまう」と野田。停滞感を振り払うような戦いぶりに対し、観客席は力強い拍手で前進を促した。

突き放すチャンスあった

 ピーター・クラモフスキー監督の話 勝ち点3を持ち帰れず、残念に思う。(先制ゴールは)全選手が役割を果たし、リードをもたらした。突き放すチャンスがあったため、引き分けでは残念な要素がある。(力強い)パフォーマンスは継続して見せられるようにしたい。

モンテディオ山形

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