「米沢の紅花」HPから発信 催しや地域活動、情報集約

2022/6/21 12:05
ホームページの更新の方針などを話し合うキルナー琴乃スゥさん(左から2人目)と米沢工専攻科の学生たち=米沢市

 紅花による地域活性化に力を入れている米沢市は、市内の関連イベントや地域活動などを一元的に発信するホームページ(HP)を開設した。立ち上げたのは、市地域おこし協力隊のキルナー琴乃スゥさん(28)と、米沢工業高専攻科の学生たち。交流サイト(SNS)との連動や動画や写真の活用により、「米沢の紅花」を広く伝える。

 今年2月に着任したキルナーさんは「市内の紅花の取り組みが1カ所で分かるようにしたい」とHP開設を計画した。紅花栽培などに一緒に取り組んでいる同校専攻科と連携し、4月ごろから制作をスタート。情報発信に当たって意識したのは「なぜ米沢で紅花なのか」という疑問だ。栽培面積では県内2位ながら、白鷹町や山形市高瀬地区などと比べて知名度は低い。活動を通じて何度も耳にした疑問の解消のため、米沢の“紅花熱”を伝えようと考えた。

 市内では「最上川源流よねざわ紅花プロジェクト」と題した取り組みが本年度から本格的に始まった。紅花栽培の拡大や観光振興、文化の継承などを目指す内容で、7月にはメインイベントとして「紅花まつり」を開催する予定だ。

 HPでは山形新幹線沿いに紅花が咲く風景や、多くの市民が参加する活動の様子などの写真をふんだんに使用。ツイッター、ユーチューブ、フェイスブック、インスタグラムと連動させている。専攻科の学生は動画の撮影や編集など、自分たちの技術を生かしながら連携している。7月のまつりなどではリアルタイムでの更新にも挑戦し、イベント参加の申し込みフォームなども掲載していく。

 本県の紅花は世界農業遺産登録が見込まれているが、キルナーさんは「登録されて終わりではなく、その後の発展が大事」と、活動の継続性の大切さを訴える。専攻科1年の武田克則さん(19)は「紅花を栽培してみて、苦労が身に染みた。HP制作は大変なことも多いけど、紅花のことを少しでも多くの人に伝えたい」と話す。

【関連リンク】

米沢に咲く、紅花。BENIBANA

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