本県沖地震から3年、防災意識さらに 鶴岡で講習会や注意喚起

2022/6/19 13:50
災害の記憶を忘れないよう、ポンプ積載車が町内を回って啓発した=鶴岡市小岩川

 鶴岡市で震度6弱を記録した2019年の本県沖地震から3年となった18日、同市内の町内会や自治会員対象の防災組織指導者講習会が市役所で開かれた。家屋被害が多発した温海地域の小岩川地区では「地震の日」行事としてポンプ積載車による巡回が行われた。

 約40人が参加した講習会では、山形大地域教育文化学部の熊谷誠講師が「災害の危険から考える地域の防災」と題して講演した。庄内地方は、陸地と海底それぞれに断層があり、直下型地震と津波が起きる可能性が十分あると指摘。「揺れで食器や照明などが落ちないよう、普段から家具の固定と片付けが大切」と話し「鶴岡沿岸は海底断層の距離が近く、津波の到着予想時間も早いため、すぐ逃げる必要がある」と説明した。

 地域の防災リーダーの育成と、自主防災組織強化を図る目的で毎年6月に実施している。由良自治会理事の田村仁さん(62)は「由良は本県沖地震の時も避難者がいた。内容を持ち帰り、要支援者の把握、避難経路・場所の確保を自治会員で共有する」と意識を高めていた。

 同市温海地域の小岩川地区では、午後7時にサイレンが鳴り響いた。自治会役員、消防団員ら15人が公民館前に集合し、各戸に有線放送で「身の回りの点検や避難経路の確保など日頃から意識して行うようにしてください」と呼び掛けた。 その後ポンプ積載車が地区内を巡り、災害への注意を呼び掛けた。同地区自治会長の本間新一さん(71)は「3年が経過して住民の意識が薄くなっていかないよう、今後も呼び掛けに力を入れていく」と話していた。

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