ブルーキッチン好調、売上額2000万円増 モンテホーム戦の飲食店エリア

2022/6/18 08:58
売り上げが好調な飲食店エリア=5日、天童市・NDソフトスタジアム山形

 サッカーJ2・モンテディオ山形はシーズン折り返しを迎え、ホーム戦の飲食店エリア「ブルーキッチン」の売り上げが好調だ。北海道・東北のクラブで最大規模という計36店舗が出店。全体の売上額は前年同期比で約2千万円増となった。発信力のある県内「インフルエンサー」との連携、新たにスタートした完全キャッシュレス決済が奏功したという。

 最大2万人の集客時にも満足してもらおうと、今シーズンは出店数を1.5倍に増やした。感染症の影響が残る中、年間を通じて数千人を集めるイベントは、店舗側にも魅力を感じるものだった。

 クラブを運営する株式会社モンテディオ山形は、目玉の新規事業として完全キャッシュレス決済を導入。利便性を追求し、新たなシステムで電子マネーやQRコードといった主要27種類の利用を可能とした。会計時間を早めることで、列で待機する機会を減らし、合わせて購買意欲を刺激したと分析する。

 クラブ側が特に効果を感じているものは「ブルーキッチンアンバサダー」という試み。県内飲食店などを取り上げる五つのインスタグラムの運営者に協力を得て、PRを強化した。来場する機会などを設け、現地で購入できるグルメの写真や内容を投稿してもらう。

 それぞれのフォロワーは1万~3万人で、大きな利点は競技への関心が低い人たちにも情報が広まることだ。大型連休中の試合ではキックオフ後も、家族連れの姿がエリア内から消えなかったという。ここまで計9試合の集計で、来場者1人当たりの飲食購入額は500円アップした。

 後半戦は岡山との「再開試合」を含め計13試合を予定し、「勝負の夏」は迫る。グルメは集客アップへの足掛かりになると捉えており、相田健太郎社長は「プロである以上、勝敗にこだわるが、勝っても負けても行きたい場所にすることは経営的に必要な考え方だ。各店のレベルは高い。来場したことのない方もおなかがすいたら、ぜひ来てほしい」と語った。

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