新庄市の新庄神室産業高(斎藤潤弥校長)の産業田植え競技会が25日、同校で開かれ、全校生徒280人が実習田を舞台に体を動かし、泥だらけになって青春の一ページをつくった。
ドラム缶転がし、バレーボール、田植えの3種目をクラス対抗で実施。ドラム缶転がしでは、2人一組の5ペアが20アールの田んぼを往復するリレー形式でタイムを競った。生徒たちは泥のしぶきを顔や体に浴びてもひるむことなく、笑顔でドラム缶を前に運んでいた。
3年浅野目天斗(たかと)さん(17)は「小さい頃に祖父の手伝いで田んぼに入ったことを思い出した。新型コロナウイルスの影響で、何かをみんなでする経験が少なくなったので楽しかった」と話していた。自然に親しみを持ち、生徒同士の親睦を深める意味で前身の新庄農業高時代から続けている。
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