寒河江市内の「つや姫」生産者が水田を集積してブランド産地化を進める「つや姫ヴィラージュ(村)」(土屋喜久夫村長)の今季出発式が24日、同市寒河江の水田で行われた。田植えをしながら自動で量を調節して施肥する可変施肥田植え機の実演があり、生産者が仕組みに注目した。
ヴィラージュでの生産米は良食味で高評価を得ており、11年目は29人と2団体の会員が51.7ヘクタールを栽培。出発式には寒河江市、県、JAさがえ西村山の関係者など約50人が参加し、高品質米の生産を確認した。
可変施肥田植え機は前夏の水田生育状況を示す衛星写真データを基に生産者が施肥マップを作り、これを読み込ませると田植え時に自動で分量を調節し肥料をまく。
参加者は興味深く実演を見つめ、土屋村長は「水田は1枚の面積が大きくなっているが土の肥沃(ひよく)度にはむらがある。状態を均一にできるのは魅力的」と評価していた。
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