山形の空気は日本一 PM2.5濃度、4年連続最良

2022/5/25 10:54
3年連続、空気のきれいさ全国ナンバー1となった昨年、県水大気環境課がユーチューブチャンネルに投稿した動画の一場面

 本県の大気中のPM2.5(微小粒子状物質)濃度が、4年連続で全国で最も良好であることが県の集計で分かった。汚染物質が飛来しにくい地形的な特性と排出ガスが少ないことなどが考えられるという。県は「日本一空気がきれいな山形県」を掲げ、優れた大気環境を新たな魅力としてアピールしている。

 県水大気環境課によると、PM2.5は全国約800カ所で測定している。本県は県と山形市が県内11カ所で24時間測定し、インターネットで公開している。測定結果が良いことに気付いた同課が都道府県別の年平均値を比較したところ、2016年度から最新のデータがある19年度まで、本県の値が最も低かった。都道府県トップ3は表の通り。

 本県の濃度が低いことについて同課は「地形的に中国からの越境汚染を受けにくいことや、県内の排出ガスが少ないことなどが考えられる」と推察する。ただ、地形が似ている秋田県は上位5位に入っていないなど明確な根拠はない。

 県は大気環境の保全策として、工場・事業場への立ち入り検査、自動車の排ガスを削減するエコドライブ推進などに取り組んできた。さらに市町村と連携し、PM2.5の発生源となる野焼きの禁止も呼び掛けている。

 3年連続ナンバー1となった昨年、同課はユーチューブチャンネルにPR動画を投稿した。記録が4年連続に伸び、より積極的に発信する考えだ。来月には空気をご神体とする朝日町の空気神社でまつりが行われる。県は会場でパネル展を企画し、来場者にアピールする。

◆PM2.5 直径2.5マイクロメートル(2.5ミリの千分の1)以下の粒子状の物質。ボイラーや焼却炉、自動車などから排出されるもの、大気中に排出された硫黄酸化物や窒素酸化物などが太陽光(紫外線)と反応して生成されるもの、火山などの自然由来、越境汚染などがある。肺の奥まで入りやすく、健康への影響が指摘されている。

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