春季高校野球県大会、4強が決定

2022/5/25 08:23

 第69回春季東北地区高校野球県大会は第3日の24日、中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(荘銀・日新スタジアム=県野球場)と山形市のきらやかスタジアムで準々決勝4試合を行い、4強が出そろった。

 羽黒は5番鈴木響太の2点本塁打で試合をひっくり返し、3―2で鶴岡東に競り勝った。酒田南は六回の集中打で勝ち越し、山形学院を7―6で振り切った。日大山形は六回に一挙6点を奪い、6―1で山形城北を下し、山形中央は8―3で新庄東に打ち勝った。

 第4日の28日は荘銀・日新スタジアムで、酒南―山中央と羽黒―日大の準決勝を行う。

主役は主将、羽黒逆転劇

〈鶴岡東―羽黒〉6回裏羽黒無死二塁、5番鈴木響太が2点本塁打を放ち、2―1と逆転する=中山町の荘銀・日新スタジアム

 【ハイライト】六回裏。高々と放物線を描いた打球が左翼席に飛び込んだ。試合をひっくり返す値千金の2点本塁打。逆転劇の立役者となった羽黒の5番鈴木響太は「後続につなぐことだけを考えていた。バットの先だったが入ってよかった」。会心の一打をはにかみながら振り返った。

 無死二塁で打席に立った背番号8は2球目のスライダーを強振。前の試合に変化球で3三振を喫しており「相手は研究しているはず」と狙いすました打撃でチームの窮地を救った。今年に入って長打がなかなか出なかっただけに「自分でも驚いたし、ほっとした」と表情が緩んだ。

 主将としてチームをけん引し、中盤までリードを許す展開にも「投手が頑張っているんだ。野手がしっかり助けよう」と仲間を鼓舞。「普段からチームに『勝つんだ』という気持ちを伝えてくれる存在」と渋谷瞬監督。勝利に導く活躍に「勝負強さが増し、今日も期待に応えてくれた」と信頼を寄せる。

 強敵・鶴岡東を終盤勝負で下してチームには大きな自信が芽生えたが、鈴木本人はまだまだ満足していない。「あの1本しか打てなかったのが悔しい。もっと打てるように練習する」。眼光鋭く準決勝、さらにその先を見据えていた。

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