サクランボ「平年並み期待」 県作柄調査委、収穫予想あす25日公表

2022/5/24 08:37
サクランボの着果状況を調べる調査員=天童市荒谷

 県さくらんぼ作柄調査委員会(委員長・舟越利弘県農林水産部技術戦略監)は23日、県産サクランボの予想収穫量の公表に向け、村山、置賜両地域の主産地で作柄調査を行った。凍霜害で甚大な被害を受けた昨年とは一転し、今年はおおむね天候に恵まれ、平年並みの収穫量が期待できるとする。調査結果に基づく予想収穫量を25日に公表する。

 委員会は県やJAなどで構成し、毎年調査を行っている。この日は調査員約50人が東根、寒河江、天童など12市町にある園地48カ所で主力品種「佐藤錦」と県奨励品種「紅秀峰」の着果量や肥大状況を調べた。

 調査は園地ごとに決められた樹木の地上1.5メートルと3メートルの高さにある東西南北の枝を対象に、実がなる部分の「花束状短果枝」10カ所当たりに指先大の果実がいくつあるか調べた。天童市荒谷の園地では、調査員が「佐藤錦」の着果状況を手際よく確認し、記録していた。

 県によると、今年は一部の園地で凍霜害が発生したものの、大きな影響はないという。開花期の天候にも恵まれ、生育は順調とする。舟越技術戦略監は「昨年のように凍霜害でほとんど実がならないような園地は少ないだろう。ある程度の収穫量が期待できる」と展望した。

 昨春の凍霜害による被害は広範囲に及び、収穫量は平年比約3割減の9160トンとなり、公表が始まった1996年以来、最低水準だった。

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