東北芸術工科大グラフィックデザイン学科の演習作品展「グラフィックプレゼンテーション2022」が23日、山形市の同大で始まった。3年ぶりの開催で、2~4年生が21年度までに授業で制作した優秀な作品を展示。市民らも訪れ、フレッシュな感性や柔軟な発想に感心しながら見入っていた。
2~4年生255人の作品の中から選抜された約400点を紹介している。作品を触って熱意を感じてもらおうと、立体や動きを意識した展示を行い、スクラップブックやオブジェなど実際に触れる作品がある。ポートレートやパッケージのデザインといった課題、広告やポスターの学外コンペティションでの受賞作もあり、完成度の高い作品が多い。
交通標識をテーマにした実サイズが分かる蛇腹折り図鑑を作った3年村井彩希(さき)さん(20)は「五感を使った制作や自由な発想を学んでいる。やっと展示会を開き、成果を見てもらえてうれしい」と話した。29日まで。
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