県内2銘柄、最高位 世界最大品評会「IWC」日本酒部門

2022/5/21 13:22
大吟醸酒の部・出羽桜酒造(天童)の「出羽桜大吟醸」

 世界最大のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」で、2022年日本酒部門の審査結果が公表された。本県からは、大吟醸酒の部で出羽桜酒造(天童市)の「出羽桜大吟醸」、スパークリングの部で米鶴酒造(高畠町)の「米鶴スパークリング・ロゼ」が部門最高位のトロフィーに選ばれ、世界一「チャンピオン・サケ」を決める最終選考に残った。

 出羽桜酒造は年間最優秀酒蔵の候補にも選ばれた。トロフィーに次ぐ地域トロフィーに3銘柄が入った。

 出羽桜大吟醸は酸味が少なく優れた香気が出る小川酵母を使い、日本最高峰とされる酒米「山田錦」を精米歩合40%まで磨いて醸造。小川酵母独特の奥深い上品な吟醸香と、山田錦らしいまろやかで切れの良い味わいが特徴だ。

 4合瓶(720ミリリットル入り)で火入れが税別3500円、本生が同3700円。出羽桜酒造はIWCで通算7回目のトロフィー獲得になった。年間最優秀酒蔵は出品酒全てが高評価を得た酒蔵が対象。仲野益美社長は「古くから研さんを積んだ大吟醸で受賞し誇りに思う。年間最優秀酒蔵の候補に選ばれたことも名誉だ」と喜びを語った。

スパークリングの部・米鶴酒造(高畠)の「米鶴スパークリング・ロゼ」

 米鶴スパークリング・ロゼは赤色酵母を使い、澄んだ桜色の珍しい日本酒。人工着色料は使っていない。イチゴやチェリー、蜂蜜などさまざまな香味を細かい泡立ちでまとめ、日本酒の多様性を表現した。甘酸っぱさと軽快で爽やかな口当たりが特長。和洋中さまざまな料理に合うという。

 4合瓶が同2700円、375ミリリットル入り瓶が1635円。米鶴酒造の梅津陽一郎社長は「まずは従業員に感謝したい。受賞を機にお客さまの高い期待にも応えられるよう、さらなる品質の向上に努める」とした。

 地域トロフィーは、純米吟醸酒の部で東北銘醸(酒田市)の「初孫いなほ純米吟醸」が山形トロフィーを獲得。純米大吟醸酒の部では奥羽自慢(鶴岡市)が東京の別の会社から委託醸造を受ける「SAKE HUNDRED天雨」が山形トロフィー、「極幻」が鶴岡トロフィーを受けた。

 IWC2022日本酒部門は9カテゴリーに国内外462蔵から計1732銘柄が出品された。英ロンドンで4月24~27日に14カ国53人の審査員が審査し、計80銘柄が金メダルを得た。チャンピオン・サケは各カテゴリーのトロフィー受賞9銘柄から選ばれ、年間最優秀酒蔵と共に7月に発表される。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]