県指定天然記念物のチョウ「チョウセンアカシジミ」の幼虫観察会が16日、川西町大塚小(竹田洋校長)近くの観察園で開かれ、3年生12人が小さな命の大切さを学んだ。
「チョウセンアカシジミを守る会川西町」代表の相馬孝一郎さん(78)が指導し、餌となるトネリコの木に隠れた幼虫を探した。幼虫の体長は1センチ未満。背中から蜜を出すことでアリを集め、天敵の虫を食べてもらう共生関係を持っている。相馬さんが「多くの人に守ってもらっている皆と同じ」と説明すると、子どもたちは「アリさんと友達なんだ」などと話し合っていた。
同校では毎年3年生がチョウの見守りと観察を行っている。来月には成虫の観察会を予定している。
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