庄内開発協議会、公益大公立化など要望 県に提出、知事「丁寧な議論重要」

2022/5/19 14:33
庄内開発協議会として県に東北公益文科大の公立化などを要望した=県庁

 庄内地域の5市町や各種団体などで構成する庄内開発協議会(会長・丸山至酒田市長)は18日、吉村美栄子知事に重要事業要望書を提出、地域振興に向けた計23項目を示した。とりわけ重要な課題として東北公益文科大の早期公立化、水道事業の統合による広域化、洋上風力発電施設の整備に必要な酒田港の基地港湾指定の3項目を挙げた。

 庄内地域の持続可能な地域社会につながる要望事項を取りまとめ、県の来年度予算編成を念頭に提示。東北公益文科大の早期公立化は、若者の地元定着や学生の安定的な確保、大学経営の基盤強化につながるとした。

 水道事業は将来の経営悪化が懸念されるとし、県企業局の広域供給事業と鶴岡、酒田、庄内3市町の末端事業との統合が経済性・持続性で最大の効果を引き出すと指摘。遊佐町沖や酒田市沖での洋上風力発電については、酒田港の基地港湾指定と関連産業の立地などへの期待を説明した。

 吉村知事は、東北公益文科大の公立化、機能強化に関し「将来にわたって自治体運営に影響を及ぼし、将来像などを丁寧に議論することが重要だ」と応じた。本年度中に方向性を取りまとめるとした上で「私立から公立への看板の掛け替えでは済まず、議論を進めながら取り組みたい」と述べた。

 水道事業については、人口減少に伴う給水量減と施設老朽化などへの対応が必要だとし「水道広域化推進プランを本年度中に策定し、経営基盤強化の方針を示す」と、酒田港振興では地元市町と連携して洋上風力発電の導入・推進に取り組む県の姿勢を示した。

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