県内2銘柄が最高位 女性がワイン審査、アジア最大「サクラアワード」

2022/5/19 10:44
エルサンワイナリー松ケ岡の「鶴岡甲州2020」(右)と大浦葡萄酒の「バレルエージング(ルージュ)2018」(左)

 女性が審査員を務めるアジア最大のワイン審査会「サクラアワード2022」の審査結果が公表された。県内から白ワイン部門でエルサンワイナリー松ケ岡(鶴岡市)の「鶴岡甲州2020」、赤ワイン部門で大浦葡萄酒(ぶどうしゅ)(南陽市)の「バレルエージング(ルージュ)2018」が最高位のダブルゴールドに選ばれた。

 エルサンワイナリーは2020年にオープンし、初醸造したワインで受賞。受賞ワインは鶴岡市西荒屋杉下で伝承された在来品種のブドウ「甲州」の中から、樹齢50~60年以上のブドウだけを使用。醸造過程でポンプを使わずにワインへの負担やストレスを軽減し、高品質を維持した。

 豊かな香りを生かそうと完熟前に収穫し、フレッシュな香りや凛とした酸味を楽しめるワインになった。鶴岡甲州2020(750ミリリットル入り3080円)は完売し、鶴岡甲州2021は22年秋に発売予定。川島旭ジェネラルマネージャーは「新産地として品質の高い庄内産日本ワインのために力を尽くす」とした。

 大浦葡萄酒のバレルエージング(ルージュ)2018は果肉まで赤いブドウのベーリー・アリカントA単一で醸造。風味を損なわないよう温度管理に気を配り、しっかりした辛口に仕上げた後、フレンチオーク樽(たる)で長期間熟成し上澄みだけを無ろ過で瓶詰めした。

 口当たりがソフトで長く余韻を感じ、スモーキーさとコーヒーやチョコレートのようなビターな風味を楽しめる。750ミリリットル入りが3432円。大浦宏夫社長は地元契約農家に感謝した上で「脇役的なベーリー・アリカントAをいつか主役にするよう品質向上に努めてきた。高評価をいただき大変うれしい」と喜んだ。

 サクラアワードはワインアンドスピリッツ文化協会(東京)が主催し9回目。赤、白など6部門に過去最多の4652銘柄が出品された。4月に審査会が開かれ、ワイン業界で活躍する女性延べ430人が審査。ダブルゴールドに286銘柄、ゴールド(金)に1425銘柄、シルバー(銀)に614銘柄が選ばれた。

 県内からは他に、朝日町ワインが4銘柄で金、1銘柄で銀、ベルウッドヴィンヤード(上山市)が3銘柄で金、1銘柄で銀、高畠ワイナリー(高畠町)が1銘柄で金、3銘柄で銀、浜田(米沢市)が1銘柄で金、月山トラヤワイナリー(西川町)が1銘柄で銀を獲得した。

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