酒田・浜中の「魚雷」移送し処理へ 県と陸自

2022/5/18 21:35
魚雷とみられる不審物が見つかった現場。盛り砂や鉄板を敷くなどの作業を行った=18日午前9時26分、酒田市浜中

 酒田市浜中の浜中海岸で見つかった魚雷とみられる不審物について、県庄内総合支庁と陸上自衛隊第6師団(司令部・東根市神町駐屯地)は18日、近く現場から移送して処理する方針を固めた。同支庁は同日、移送までの安全を確保するため不審物を盛り砂や鉄板で覆うなどの作業を行った。

 魚雷とみられる不審物は砂浜に埋まっており、同支庁は1メートルほど盛り砂をし、鉄板を上に敷くとともに、周囲に近づけないようバリケードを設けた。同師団の不発弾処理班が今後、現場から移送させる計画で、爆破を含め、安全に処分が可能な施設などでの処理方法を検討している。起爆装置の信管は付いておらず、大きな衝撃などが加わらなければ、現在の状態で爆発する危険性はないという。

沈底式機雷、長魚雷の可能性 専門家ら指摘

 砂浜に埋まっているのが見つかった魚雷とみられる不審物について、陸上自衛隊第6師団は、形状などから魚雷との見方をしているが「外観から製造年代や詳細な種類については、現段階では分からない」としており、海上自衛隊などの協力も得て特定を進めている。

 軍事専門家らも、砂に埋まっている部分も多く全体の外観が分からない状態での特定は難しいとしているが、第2次世界大戦時に使用された海底に沈めて戦艦や潜水艦にダメージを与える沈底式機雷や、潜水艦などから発射される長魚雷ではないかとの見方を示す。発見された魚雷とみられる不審物は、長さ約4メートル、直径約50センチの筒状。軍事専門家らは、さび付いていることもあり「外観から単純に年代は推定できない」としながらも、形状や大きさ、表面の状態などから沈底式機雷と長魚雷の可能性を指摘した。

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