鶴岡市の月山高原牧場で17日、牛の入牧が始まった。今年は庄内4市町の畜産農家から繁殖用の和牛と乳牛計178頭を預かり、広大な牧草地で10月末まで育てる。
142頭の和牛がトラックで次々と運ばれた。体高や体重などを調べる検査の後、8グループに分けられて順番に放牧。門が開くと一目散に走り出し、牧草をはむなどして伸び伸び過ごしていた。
月山畜産振興公社が毎年5~10月に牛を預かり管理している。牛たちは総面積約95ヘクタールの牧場を動き回るため、足腰が鍛えられる。下牧までに、平均して40キロほど体重が増えるという。24日には、乳牛と親子の和牛計36頭が入牧する予定だという。
同公社の沢川新治事務局長は「立派な子牛が産める体をつくってもらいたい」と話していた。
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