県産サクランボの高品質生産・出荷に向け、県などでつくる「山形さくらんぼブランド力強化推進協議会」による広報キャラバンの出発式が17日、天童市の大町さくらんぼ園で行われた。今季の生育は順調で、今後の着果管理が良好な果実肥大につながることから、適切な摘果などを呼び掛ける。
県によると、生育は平年より2~4日程度早い。主力品種「佐藤錦」の開花期間中に雨が降ったものの、おおむね天候に恵まれ、順調に生育しているという。23日に作柄調査を行い、25日に結果を公表する予定。
出発式には各主産地のJA職員ら約30人が参加。できるだけ早く摘果し、降雨がない場合は積極的にかん水を行うなど、作業のポイントを確認した。県職員による摘果作業を見学後、広報車に乗り込んで啓発活動に出発した。
同園の園主武田章さん(70)は「大玉で高品質なサクランボを届けるのが使命。ここ1週間の作業が大事になるので頑張りたい」と話していた。
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