山辺町の「大蕨の棚田」で16日、地元住民やサッカーJ2・モンテディオ山形の選手らが田植えを行った。景観維持を目的とした取り組みで、参加者が苗を手際よく丁寧に植えた。
ボランティア組織の「グループ農夫の会」(稲村和之代表)や地元の中地区有志の会(稲村健会長)のメンバー、モンテディオ山形のスタッフら約30人が参加し、約3アールの田んぼに「山形95号」を植えた。チームからはGK藤嶋栄介選手(30)とDF木村誠二選手(20)が作業に加わった。
小雨が降る中、参加者たちは会話を楽しみながら30分ほどで苗を植え終えた。藤嶋選手は「子どもの頃以来となる久しぶりの田植えで、楽しかった」、木村選手は「おいしく育ち、多くの人に食べてもらえたらうれしい」と話していた。
モンテの選手らが参加する田植えは毎年行われており、今年で12年目。秋に収穫したコメは「モンテ棚田米」として販売し、売り上げは棚田の維持費などに充てる。28日には山形交響楽団の有志も大蕨の棚田で田植えをする予定。
|
|