第66回県囲碁大会(主催・山形新聞、山形放送、後援・日本棋院県支部連合会)が14日、上山市の月岡ホテルで開かれ、斎藤欣也六段(酒田市)が4度目の優勝を果たした。2位は舩山悠介六段(高畠町)、3位は山崎恵大六段(山形市)だった。
前回大会の上位3人と県内5地区の代表13人の計16人が出場。予選は8人ずつ2組に分かれ、スイス式予選3回戦で各ブロック上位2人を選出した後、準決勝と3位決定戦、決勝を行った。開会式では伊藤英俊山形新聞報道部長、佐藤博史日本棋院県支部連合会幹事長が選手を激励。席上、昨年開催された第65回東北六県囲碁大会で団体戦初優勝を果たした本県チームをたたえる祝勝セレモニーも行われた。
決勝は斎藤六段と、3大会ぶりの優勝を目指す舩山六段の対局となった。中盤以降、中央から隅にかけて激しい競り合いとなり、猛攻を仕掛けていた斎藤六段がそのまま押し切った。
3位決定戦は山崎六段と、前回優勝の太田尚吾六段(山形市)が対戦した。山崎六段は太田六段に模様を張らせて、頃合いを見て突入。その後は相手の攻めをうまくさばいて勝利を収めた。
閉会式では審判長の佐藤幹事長が入賞者に優勝杯や盾などを手渡した。3人は第66回東北六県囲碁大会(6月25、26日、青森市)に出場する。
東北大会に向けて斎藤六段は「県代表としてのプライドを持ち、全力で戦う」、舩山六段は「厳しい戦いになるが、手応えのある囲碁を打ちたい」、山崎六段は「自分の得意な形に持ち込めるよう力を尽くす」とそれぞれ意気込みを語った。
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