今村さん、新庄への熱い思い語る 開府400年記念事業が開幕

2022/5/15 08:27
新庄開府400年記念事業のキックオフイベントとして、直木賞作家の今村翔吾さんが新庄への熱い思いを語った=新庄市民プラザ

 新庄開府400年記念事業のキックオフイベントとして、直木賞作家で新庄市の観光大使を務める今村翔吾さんを招いたトークショーが14日、新庄市民プラザで開かれた。今村さんは笑いの絶えない軽妙な語りを披露し、「新庄の良さを知ってほしい。記念事業に本気で入り込み、やれることを全部やっていきたい」と熱い思いを語った。

 2025年は新庄藩祖・戸沢政盛が1625(寛永2)年に新庄城を築き領内を開いてから400年の節目で、同市などで記念事業実行委員会を組織。今村さんは新庄藩の火消しが主人公の時代小説「羽州ぼろ鳶(とび)組」シリーズで人気を博し、市と関係が深い。「塞王(さいおう)の楯(たて)」で今年第166回直木賞を受賞した今村さんの勢いを借り、記念事業に弾みをつけようと企画した。本紙で小説「茜唄」も連載している。

 今村さんは新庄藩について、財政難、飢饉(ききん)といった苦境にあっても立ち上がってきたとし「今の新庄にもつながるアイデンティティーだと思う。大変なときでも明日を見続けられるのが新庄の強み」と説いた。「羽州ぼろ鳶組」シリーズで新庄藩を取り上げたのは、再生と復活の物語を書きたいと思っていたところ、新庄藩の当時の状況が当てはまったと説明。400年記念事業について「ここで恩返ししなかったら僕は何をすればいいんだろう。持てる全てで新庄を応援したい」と意気込んでいた。

 市内外から約270人が参加した。イベントに先立ち、元NHKアナウンサーの山本哲也氏にしんじょう観光大使の委嘱状を交付した。大使は今村さんに続き2人目。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]