「最上川200キロを歩く」米沢からスタート

2022/5/14 19:57
最上川源流域からスタート=米沢市赤崩

 山形新聞、山形放送の8大事業の一つ「最上川200キロを歩く 小学生探検リレー」が14日、米沢市の最上川源流域を起点にスタートした。7月23日まで計11週にわたり、各地域の子どもたちがバトンとなる「ビッグフラッグ」をつなぎ、酒田市の河口を目指す。最上川沿いを歩きながら歴史や文化、治水の大切さなどを体感し、学びを深める。

 第1週は米沢南部小の児童が通う放課後児童クラブを運営する米沢市のNPO法人つくしんぼクラブ(蓮沼定弘理事長)の2~4年生13人が、源流域から高畠町の糠野目水辺の楽校までの区間を担当した。

 総合出発式を同クラブで行い、主催者を代表して寒河江浩二山形新聞社長(山形新聞グループ経営会議議長)が「最上川は県民にとって『母なる川』で、非常に親しまれている。世界共通のSDGs(持続可能な開発目標)が推進される中、川をよく知り、川の環境を良くすることについて考えるきっかけにしてほしい」とあいさつした。

 橋本裕樹国土交通省山形河川国道事務所長が「最上川の歴史、文化、産業への関わりを肌で感じながら歩いてもらう貴重な機会。治水、利水の大切さも学んでほしい」、同クラブの畠山昭彦副理事長が「リレーの第一歩を担当する経験が皆さんのさらなる郷土愛につながるように一生懸命歩こう」と激励した。

 参加児童が各週でつないでいくビッグフラッグは、板垣正義山形放送社長から4年鈴木綾乃さん(9)と3年早坂沙輝さん(9)に手渡された。児童代表の2年近野湊人君(7)が「さまざまな体験を通していろいろなことを学びながら、バトンをつなげるよう頑張る」と決意表明した。

 引き続き、橋本所長、畠山副理事長、近野君、寒河江社長、板垣社長がテープカットを行った。出発した子どもたちは、江戸時代に築かれた直江石堤と現代の堤防の上を歩いて違いを実感。土のう作りや樋管の操作を体験し、水害から生活を守るための工夫に理解を深めた。

 探検リレーは国交省などの協力を得て毎週土曜日に繰り広げる。新型コロナウイルス感染予防のため、参加者数を絞って例年より時間を短縮、移動バス内での十分な座席間確保と換気、マスク着用と小まめな手指消毒など、対策を徹底して実施する。

記事・写真などの無断転載を禁じます

関連写真

写真・画像の無断転載を禁じます。
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]