米沢市版DMO設立 上杉家の歴史、自然、温泉など効果的に発信

2022/5/14 12:50
アフターコロナを見据えた米沢市版DMOの設立総会=米沢市・グランドホクヨウ

 米沢市版DMO(観光地域づくり法人)「米沢観光推進機構」の設立総会が13日、同市のグランドホクヨウで開かれた。新型コロナウイルス禍収束後を見据え、観光客の消費行動などのデータを収集、分析し、恵まれた資源を十分に生かせる効果的な誘客戦略を展開する。

 同市は上杉家に代表される歴史文化や自然、温泉、食と観光資源に恵まれている。一方、旅行ニーズが急速に変化する中、地域活性化につながる観光戦略には課題を残しており、若手経済人が中心となってDMO設立に向けた準備を進めてきた。

 機構は市、米沢商工会議所、産業、金融など34の団体で組織。会長には中川勝市長が就いた。機構が戦略の方向性を決め、実行組織のプラットヨネザワ(宮嶋浩聡社長)が▽データの収集、分析▽事業者への商品開発の提案▽観光客への情報発信―など核となる事業を担う。2023年度末までに事業者、観光客の双方から宿泊、購買、移動などのデータを収集するためのプラットフォームやアプリのシステム構築を終え、24年度からデータを基にした事業展開を本格化する。

 並行して地域産品の開発支援や旅行ニーズを踏まえた資源の磨き上げ、インバウンド(海外からの旅行)誘客などを進める。国の地方創生推進交付金を活用し、5年間の総事業費は4億1100万円を見込んでいる。その間に自走できる態勢を整える。今夏、観光庁にDMO候補法人として申請予定。

 総会で中川市長は「これからが勝負。アフターコロナを見据え、データに基づき、より多くの人々に訪れてもらえる地域づくりを進める」と述べた。

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