県看護協会(若月裕子会長)主催の「看護の日フェア2022」が13日、山形市のやまぎん県民ホール(県総合文化芸術館)のイベント広場で開かれた。災害派遣医療チーム(DMAT)の役割などを高校生らに紹介し、看護職の魅力をアピールした。
県立中央病院(山形市)のDMATカーを展示。メンバーとして活躍する看護師が、診療スペースを備えた車両の特徴や北海道胆振東部地震で稼働した実績などを説明した。見学した高校生たちは災害時に迅速に現地に赴き、医療支援を行うDMATの役割について理解を深めていた。
いずれも天童高3年の伊藤綺良さん(17)、松本優良さん(17)は「DMATカーはテレビドラマでしか見たことがなく、実際に内部を見学できて良かった。新型コロナウイルスに立ち向かう医療従事者の姿を見て、看護職に憧れている」と話した。
「看護の日」(5月12日)に合わせたイベント。赤ちゃん人形との触れ合い体験、進路相談や健康相談なども行われた。若月会長は「新型コロナで看護職の必要性は増している。若い世代に向け、看護の魅力を発信していきたい」と語った。
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