出水期前、洪水に備え 県内出先などで演習・東北地方整備局

2022/5/14 12:42
台風の接近に伴う最上川の洪水を想定した対応訓練を行った=山形市・山形河川国道事務所

 台風や梅雨の出水期に備え、国土交通省東北地方整備局は13日、仙台市の仙台合同庁舎を拠点に洪水対応演習を行い、情報伝達の手順を確認した。

 整備局の出先のほか、各県の関係自治体、気象台が参加した。河川・ダムの水位や流量が現地事務所から伝達され、被災状況についてはテレビ会議を実施。避難行動に着目した水害対応タイムラインに基づき、関係市町村などと情報を共有した。

 【山形河川国道事務所】 長井市の小出水位観測所で氾濫注意水位(12メートル)に達し、さらに増水が予想されると見立て、ウエアラブルカメラを通じ、現場をライブ映像で確認した。同事務所の橋本裕樹所長が白鷹町の佐藤誠七町長とホットラインをつなぎ「高齢者の避難を検討してほしい」などと要請した。

 【酒田河川国道事務所】 同事務所や鶴岡、酒田、三川の各市町、月山ダム管理所の職員ら計約30人体制で演習を行った。情報共有し、住民の避難や緊急復旧作業の手順を確認。演習の想定現場は1921(大正10)年に実際に決壊したことのある堤防。高野明所長は「梅雨入りが早まることも想定され、万全の状態で備える」と話した。

 【最上川ダム統合管理事務所】 寒河江、白川、長井の各ダム班が河川の状況を把握し、ダムの流入量や放流量を計算して同事務所に報告。同事務所が各市町に連絡した上で緊急放流を行う手順などを確認した。斎藤克浩副所長は「新年度で各自治体の防災担当者が代わる時期。実際の状況でどう動くか理解してもらうために大切な訓練だ」と話した。

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